★復活イエス様のお墓(園の墓)の戸口に張ってあるプレートHe is not here, for He is risen (彼はここにはおられない、復活されたからだ) これはイースターの朝、お弟子たちが聞いたメッセージです。 その時期には2つのメッセージがそのあたりを行き交っていました。 その1「イエス様は復活なさった」 その2「死体は弟子たちが夜中に来て盗んで行った」 盗んだ方に決まっているじゃないか、って? う~~~ん そんなんじゃ、全然おもしろくないじゃ~(伊豆弁です) そうなんだ、キリストの死で、あの<本>は終わっていないんだね。 「これからは、みんなで彼の尊い生き方を学ぼう。 ボクたちの心の中に、あのかたは生きて下さるんだね」 こんなふうに言っている いとまは、なかった。 その新しい夜明けから始まった物語が、ボクは大好きだ。 墓がもぬけの殻となり、そう!イエス様が死から命に帰ってこられて、女性たちを励ましたり、弟子たちと一緒に歩かれたり、一緒にお食事を取られたり、諭されたり、そして新しい世の中のため働くようにとお話をなさった。 「ご苦労様」 「生きて下さってありがとう」 「これからゆっくり休んでね」 あの日までは、確かにそうだった。悲しみや苦しみがついてくる人生にも懸命に生きても、ボクたちの終点は「お墓」に過ぎなかった。 別れの悲しみ、行き場のない喪失感、そして死んだらいったいどこへ行くの? という恐れにまとわりつかれていた。 でも今は違う。あの不思議な日からは、火葬場での非情の扉は、新しい世界に至る輝かしい扉に変わった。 ボクたちが知っている<見慣れた日々>という部屋のどん詰まりに、新しい部屋へのドアが用意されていた。そのドアが開けられると、そこから光があふれてきて、みんなの心が生き生きとなって、新しい部屋に行ったんだ。 ほら、展覧会場で、一つの展示室を見終わたら、もう一つの展示室が待っていたようにね。その新しい部屋から見たら、最初の部屋はまだ「ひよこ」だったんだ。 そこから新しい部屋が限りなく続いていたんだ。 イエス様は、ご自分の死をもって死を滅ぼし、復活という新しい命、永遠の命へと進まれたという聖書の人々のメッセージをボクは信じている。 --------復活祭のためのカンタータ(バッハ)------- 神に自分を委ねたあなたの魂よ キリストと共に、霊的によみがえりなさい 新しい命への歩みに立ち上がりなさい さあ死んだ業から離れなさい あなたの救い主が生きておられることを あなたの生き様をもって現しなさい いま花が萌え出たぶどうの木は 死んだ実を付けることはありえない 命の木はその枝枝を生きたものとする キリストを信じる人は いつまでも墓のような日々にとどまっては居ない 彼は重い墓石も、罪と言う死衣装もかなぐりすてて キリスト共にある命を浴びながら歩むのだ (杉山 好訳) ジャンル別一覧
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